政府公認通訳ガイドとは?

観光大国フランスでは公認資格を取得したプロのガイドでないと、美術館や代表的観光地のご案内をすることができません。歴史の長いヨーロッパでは先人が残してくれた文化遺産はなによりも貴重であるという意識があり、文化を正しく後世に伝えられる人材でないとガイドはしてはいけないという方針があり、そして法律に制定されています。

政府公認通訳公認ガイドになるには定められた学校に通いプログラムをこなし、最終的に国家試験を合格する必要があります。時代によって入学基準や合格基準などは若干変容しているそうですが、主な入学基準は

  • 美術史や歴史、旅行に関係のある大学卒業証を持っていること
  • または同様の分野での労働経験が数年あること
  • 最低3か国語を話せること

などになります。

パリを首都とするイル・ド・フランス県にはガイドになるためのプログラムの用意がある教育機関は4箇所あります。これらの教育機関で1年~2年間勉強した後にガイド資格をとるための国家試験を受けます。試験に合格するには

  • 世界史、美術史、文学史などに通じ、かつ全て3か国語で的確に説明ができること
  • 2カ月間に及ぶ実践研修をうけ、かつ論文を提出すること
  • 会社運営に必要なビジネス知識に通じていること
  • レポートの提出をしていること、ガイドテクニックを身に着けるための様々な研修を受けていること
  • 団体ツアーや障がい者を対象にした接客訓練を受けていること

などを満たす必要があります。

最終的に資格を得ると、

  • 美術館や博物館では、例え混雑していたとしてもガイド専用レーンから優先入場が可能
  • ヨーロッパの美術館や博物館の入場料が一生無料
  • ガイドとして旅行会社から仕事を受ける権利がある。ガイド資格のない人は添乗員、アテンド、コーディネーターという名称となる
  • ガイド資格所持者専用の交流会や勉強会がある

などの特典があります。

詳しくは私も入会しているフランス日本語ガイド通訳協会  (仏 Association des Guides-Interprètes en langue Japonaise (AGIJ))のサイトにも説明があります。

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