最近かなり法改正されているフランスのタクシー。 Uberの出現でタクシーのサービスの質も向上しました。初めての方のための概要解説から、 いざとなった時に絶対便利な直通の電話番号リストなど、2019年に使える情報をまとめました。
まとめ
- 最重要!正規タクシーの見分け方
- 信号と同じく、赤と緑のランプに注目
- タクシーをみつけるには
- フランスタクシーの特徴&マナー
- 相場
- 運賃システム
- パリ~空港間は特例!
- ぼったくり注意!!
- 知ってると得するタクシー事情
- パリで使えるタクシーの電話番号
最重要!正規タクシーの見分け方
パリには正規と不正規のタクシーが混在しているので、まず正規のタクシーを見分ける必要があります。正規タクシーはトヨタのプリウスやメルセデスのセダンタイプが多いものの車種や車体カラーが一定しているわけではありません。正規タクシーを見分ける目印は車体の天井上に着いている赤や緑のランプです。



※正規タクシーには天井上や車内に料金表示がある、車体前方にタクシーIDナンバーが搭載されている、などの特徴もあります。
信号と同じく、赤と緑のランプに注目
- ランプが緑色だったら空席・乗車可能のサイン。手をあげたら止まります。

- ランプが赤色だったら乗車不可能のサイン 。手をあげても止まりません。

- 光がついていない場合は営業時間外
タクシーを見つけるには

朝9時~夜22時間のパリ中心地であれば道端に5分たっているだけでほぼ確実にタクシーを見つけることが可能です。また大きな広場やメイン観光地などではタクシー乗車スポットがあり、タクシーが待機しているでしょう。目印に青地に白抜きでTAXISと表記があります。
列車駅や空港、展示会場にはかならずタクシー乗り場があります。混雑している場合は乗車までに30分程待つこともあります。
フランスタクシーの特徴&マナー
乗り降りの際、ドアは自分であけるのが一般的です。パリのドライバーの運転やマナーは日本に比べると悪いですが、運転手によってまちまちなので全体の評価をするのは難しいです。運転の荒いドライバーや友達みたいに話しかけてくるドライバーは少なくありません。小銭をちょろまかそうとするドライバーも時々います。例えマナーが悪くとも、伝えた住所ではないところに連れて行かれることはありませんのでご安心を。。。
近年の法改正により、タクシー代の支払は現金だけでなくクレジットカードからでも支払可能になりました。全てのタクシーが価格に関係なくカード払いを受け付けることが義務化されています。が、しかしクレジットカード端末が壊れているとか、最低でも15ユーロからしか受け付けないなどの理由で受け付けてくれないドライバーが3割くらいいます。
※クレジットカードはVISAかMASTERCARDのみ対応しています。
相場
移動距離にたいするタクシーの相場は日本とあまり変わりません。以下の例を参考いただきたいです。
- 平日の日中にオペラ座~ノートルダム大聖堂=7ユーロ
- 平日の日中に凱旋門~エッフェル塔の見えるトロカデロ広場=7ユーロ
- 平日の夜に凱旋門~オペラ座=15ユーロ
中心地内の移動だったら20ユーロあれば十分です。中心地から郊外近郊への移動でも30ユーロを超えることは珍しいです。パリは南北9キロ、東西12キロの小さな都市なので市内の移動距離は比較的短く、出費がかさみにくいという特徴があります。セダンタイプのタクシーに4名で乗車して、3キロ程度の移動をする場合は地下鉄料金と僅差ということもあります。
料金システム
タクシーには①基本料金と②最低支払料金があります。
基本料金はタクシーにのった瞬間に設定されている料金です。加算は乗車した瞬間から乗車時間や乗車距離に応じて開始されます。ここで注意いただきたいのは、最終的な支払額がいくらであろうと最低支払額は払う必要があるということです。
例えば2018年現在、流しのタクシーに乗ると基本料金としてメーターには2.6ユーロが表示されます。その後2㎞くらい移動して停車させても支払額は5ユーロ程度にしかなりません。しかし最低支払価格である7.10ユーロを下回るので最終的には7.10ユーロを支払う必要があるということです。 日本には初乗価格があるという感覚と同じです。
ちなみに移動中の加算率は時間帯や曜日、エリアによって3つのカテゴリー A,B,C に分かれています。以下はパリに適応される料金表です。
カテゴリー | 時間帯 | 料金(1㎞当たり) |
カテゴリーA | 平日午前10時~夕方5時 | 1.05 ユーロ |
カテゴリーB | ・平日夕方5時~夜10時 ・日曜朝7時~夜24時 ・祝日一日中 | 1.29ユーロ |
カテゴリーC | 日曜00時~朝7時 | 1.56ユーロ |
※ちなみに車体天井上のタクシーマーク下にはA,B,C が点灯形式で表示されています。
この他に予約料金、待機料金、超過人数料金などの追加料金が発生します。
予約手配料 (すぐきてもらう場合) | 4ユーロ+タクシーを呼び寄せのための移動費 |
予約手配料 ( 時間指定できてもらう場合 ) | 7ユーロ |
待機料金 | 1分当たり0.60ユーロ程度 |
乗客人数 | 4人までは定価。5人目から1人あたま4ユーロ |
動物 | 基本的に禁止。タクシー会社によっては4ユーロ程度の追加料金が加算される |
トランクへの荷物の出し入れ | 手数料無料 |
6名乗車可能の大型車 | 追加料金なし。ただし呼び寄せに時間がかかる可能性大 |
パリ~空港間は特例!
シャルルドゴール空港~パリ間とオルリー空港~パリ間のタクシー価格はどんなに時間がかかろうとどれだけ遠回りをしようと一律料金です。以前は渋滞にはまると100ユーロを超えることもあったパリ~空港間の移動もリーズナブルになりました。
- シャルルドゴール空港~パリ市内(右岸エリア)50€
- シャルルドゴール空港~パリ市内(左岸 エリア ) : 55€
- オルリー空港~パリ市内(右岸 エリア ): 35€
- オルリー空港~パリ市内(右岸 エリア ) : 30€
※ただしタクシーを電話で呼ぶ際は予約手配料として追加料金が発生しますし、乗客は5人目から超過人数という理由で追加料金対象になります。
空港から市内以外の場所にいく場合は一律料金は適応されません。シャルルドゴール空港からよく行く場所3カ所までのタクシー料金参考価格は以下です。。
- シャルルドゴール空港からParc des Expositions展示会場 20-25€
- ビジネス街La défense 50-70ユーロ
- ヴェルサイユ宮殿 75-90ユーロ
ぼったくりに注意!!
シャルルドゴール空港やオルリー空港を降りて、タクシー乗車口へ向かうとタクシーのドライバーが勧誘に来ますが、それは不正規タクシーです。ぼったくりの可能性が高いので絶対に乗らないで下さい。タクシーは専用乗車口へ行き乗りましょう。
ごくまれなケースではありますが、 残念ながら正規のタクシーでさえぼったくりをしかけてくるタクシーがいます。もしぼったくりかな?と思ったらタクシーのナンバーを控えておき、誰かに相談しましょう。
知ってると得するタクシー事情
2車線以上ある道路は基本的に一般車専用レーン、そしてタクシー&バス専用レーンに分かれています。つまり一般車専用レーンが混んでいてもタクシー専用レーンは空いていて比較的早く進むことが可能です。ただしパリ市内は一車線の一方通行も少なくありません。 また、車の排斥運動が進んでおり近年ではかつて数レーンあった道路を一車線に変更するなどの措置なども取られています。渋滞時(平日朝の8時~10時と平日夕17時~19時)やストライキ時などは特に渋滞し、些細な距離でもかなりの時間がかかることがあります。 グーグルマップなどで現在の道路状況を乗車前に確認するのも手です。
パリで使えるタクシーの電話番号
タクシーを呼ぶ番号はインターネットで検索してもなかなかでてきません。仲介業者の有料番号ばかりがでてきて、かけてもたらいまわしにされることもあるので以下のダイレクトナンバーを控えておきましょう。
- Taxis G7 : 01 47 39 47 39
- Taxis Bleus : 08 91 70 10 10
- Alpha Taxis : 01 45 85 85 85
- Centrale Belem Taxis 7000 : 01 42 70 00 42
最後に
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