緊急事態宣言でライブハウスや劇場が営業自粛になり早一年…モンマルトルの伝説のキャバレー3店舗が一緒にオンライン配信イベントを開催するということで、話題になっています!
ラパン・アジール、シェ・ミシュとマダム・アルチュールはご近所さんはありますが世界観も客層もバラバラです。ラパン・アジールはシャンソン・ファンには伝説のスポット。ピカソが通ったキャバレーとしても有名なので時々観光客もいますが、文学ファンや詩が好きな人が多く集まります。シェ・ミシュはドラッグクイーンがタレントモノマネするキャバレーとして有名で年齢層は40~60代です。マダム・アルチュールもシェ・ミシュと同じくドラッグクイーン・キャバレーなのですが、バーレスク&コメディを得意としており観客の世代は30~40代です。そんな3店舗がどうしてコラボ企画をすることになったのでしょうか?
モンマルトルの住民は仲がいい
シャンソン文化やボヘミアン文化の発祥地として知られるモンマルトルの住民はくせ者だらけ、しかし地元の人々同士の結託も強いです。その証拠に、モンマルトルの住民はモンマルトルのことをモンマルトル共和国と呼んでいますw
今回のプロジェクト、モンマルトルで生まれたキャバレー文化を絶たないためにという理念のものに企画されたそうで、20歳のダンサーから94歳になるラパン・アジールのオーナーまで幅広い世代の人々が関わっているそうです。
2月14日バレンタイン・デーに第一回のオンライン配信イベントがあるそうなのですが、日本時間でいう2月15日の朝5時開始…なかなかハードルが高い時間帯になります。1時間半の配信で15ユーロとリーズナブルなので、挑戦できるかたは是非!第2回は3月21日、第3回は4月18日に予定されています。
サクレ・モンマルトルのサイト: https://sacremontmartre.fr/
緊急事態だからこそ、新たなプロジェクトが創造され、新たな関係性が紡がれるんですね。プロジェクトを企画したキャバレーオーナーの一人は「みんなでまた馬鹿やりたいんだよ!」と笑いながらおっしゃってました!その笑顔が本当に素敵で、ドキッとしました!!!